「うちの家族は仲がいいから争わない」の未来予想図は!?

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「うちの家族は仲がいいから争わない」の未来予想図は!?

(1)争いを避けられるのは平等に分けられるケースだけ
(2)遺産分割の口火は誰が切る
(3)親からの言葉は子供たちの指針になる


こんにちは、
司法書士の友田純平です。

いつもコラムを、
ご覧いただきありがとうございます。

このコラムでは、
親の介護で
自身の老後資金や安心生活を
壊さないために
必要な情報を配信しています

「うちの家族は仲がいい」
「遺言は作らなくても大丈夫」


この言葉通り何も対策せずに
進めていった場合に、
本当に争いは起きないのかについて、
私なりに検討した未来予想図を
共有していきます。

『誰が口火を切るのか』という
新しい視点も提供しています。


ぜひ最後までご覧ください!!


(1)争いを避けられるのは平等に分けられるケースだけ


検討の結果、
争わないケースは子供全員が
平等にもらうケースのみというのが
私の結論です。

例えば、長男・長女・次男の
3兄弟だった場合。

・預貯金は兄弟で3等分

・不動産も売って得たお金を3等分

平等に分ける場合には
子供達で話し合いがまとまり、
争いが生じることなく済みます。


皆が平等だからです。

しかし、下記に当てはまる方がいると
話が変わってきます。



親の介護を頑張った人とそうでない人がいる
・先祖代々のお墓を受け継いで守っていく人がいる
・親名義の実家に住んでいて売って分けることが
できない。自身の貯蓄から相当するお金も払えない。


上記に当てはまる方がいると、
平等に分ける方向での話し合いは
難しくなってしまいます。

なお、子供の間で
話し合いがまとまらず、
家庭裁判所での遺産分割の審判と
なった場合には、
法定相続分通りの分け方になることが
ほとんどです!!

「一生懸命、介護したから裁判所は
分かってくれる」
という甘い期待は、残念ながら難しいです。



時間と弁護士費用が余計にかかり、
相続税負担ものしかかることになります。


(2)遺産分割の口火は誰が切る


遺産分割の話し合いの口火を
『誰が切る』のかも盲点です。



例えば、父母が亡くなり、
長男夫婦が同居してずっと助けてきた家族。
下に弟と妹がいる。
財産は3,000万円相当の自宅、
預貯金1000万円あるという場合です。

長男が同居し、財産も把握していたため
遺産分割の話し合いにおいても、
長男が口火を切ることが推察されます

さて 長男は何と言うか?

例えば、下記のような発言だった場合に
弟と妹は納得できるでしょうか??

長男:
「親の介護を全部引き受けて苦労したし、
ここに住んでいるんだから家をもらうのは当然。
代わりに1000万円は二人で500万円ずつ分けてくれ」

弟と妹にもそれぞれ言い分があります!

弟:
「兄貴は一緒に住んでいて
家賃も払っていなかったのにずるい!
俺にはまだ20年以上の住宅ローンも残っている。」


妹:
「私だってお父さんお母さんのために何回も
実家に通っていた。
お兄ちゃんは親から色々と援助も受けてきたじゃない。」

さて、このような状況で
仲良く話合いがまとまるでしょうか??

子供たちの話し合いに任せるというのは
このように不必要な争いを生じさせることに
つながります!



(3)親からの言葉は子供たちの指針になる


では父母から子供達全員に、
生前に気持ちを伝えていたらどうでしょうか!?

父母:
「長男夫婦には私たちの介護で
とても助けてもらってる。
長男夫婦が実家を相続し、
住み続けることを認めてほしい。
少ないながらも、次男長女の家族にはお金を残したい」

この両親からの言葉が子供全員の
共通認識となっていたらどうでしょうか?

長男からの口火を切る言葉も
随分変わります。

長男:
「父さん母さんの言っていた通りに
相続について進めたいと思うんだけど
どうだろう?」

弟妹の受け取り方もだいぶ違ってきます!!

しかし、この場合でも弟妹が豹変してしまうと
争いが生じます。

そのため、

遺言を残すことが何よりも安心です!
遺言にすることで法的な効果も残せます。



また子供全員で話し合い、
「違う分け方がいいよね」となった場合には、
遺言を破棄し、異なる分け方にすることもできます!

相続人全員が納得しているのであれば、
もらう側の意思を尊重するということです。

今回、一番伝えたいことは

親御さんからの言葉は間違いなく
子供同士の争いを防ぐことにつながるということです!


うちの家族は仲がいいから大丈夫」
だけでなく、
「誰にどう口火を切ってほしいか」という点でも
考えると新しい気づきにつながるかもしれません!


今日の内容が少しでもお役に立てていたら嬉しいです。
ご覧をいただき誠にありがとうございました。

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今回のまとめ
(1)争いを避けられるのは平等に分けられるケースだけ
(2)遺産分割の口火は誰が切る
(3)親からの言葉は子供たちの指針になる
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