実例紹介!子供がいない夫婦の家族信託の事例!

司法書士の友田純平です。

コラムでは現役世代の老後資金と安心生活を
守るための情報を発信しています。

今回のテーマは

子供がいない夫婦での家族信託の事例の紹介。


子供のいない夫婦の家族信託で工夫した点

(1)奥様の財産を家族信託、受託者はご主人
(2)ご主人の妹さんにも予備的受託者になってもらった
(3)専門家との任意後見契約をあわせて行った


ホームページに来てくれる方の中には、
子供がいない夫婦の対策について気になり
ご覧に頂く方がとても多くいらっしゃいます。

 

最後まで見ると、
子供のいない夫婦での対策の一つとして
家族信託の使い方について
知ることができます。


 
記事の最後にはお役立ち動画
【完全解説】甥姪に頼りたい子供のいない夫婦の対策の始め方
の紹介もあります!

 
是非最後までご覧ください

子供のいない夫婦を家族信託でサポート

 

実際に私達がお手伝いをした方は、

80代のご夫婦でした。

ご主人の方が社交的で、外で友人たちと
日常的に会って交流を持つ一方、
奥様は本などが好きで、
自宅にて一日を過ごすことが多いとのこと。

そのため奥様が物忘れや認知症などが
進んでしまうのではないか?

奥様を支えながら生活していくためには
奥様が持っている自宅の一部や現預金有価証券についても
動かせるようにしたい。

その時に成年後見制度は利用をしたくないという理由で
ご相談にいらっしゃいました。

 

そのため私たちからはご主人を受託者として信託することを
提案しサポートさせていただいた事例です。

ご主人も80代で高齢でしたため、
万が一ご主人に何かあった時でも
コントロールできるように
いくつかの工夫を盛り込みました。

 

(1)奥様の財産を家族信託、受託者はご主人

奥様の財産を、ご主人に家族信託しました。

預貯金だけでなく、不動産の共有持分、
株式運用もしていたので有価証券も
持たれていました。

そのため、一つ一つどうするかを
相談し、方針を固めていき
最終的に公証役場にて手続きをしました。

これにより奥さんが万が一、
認知症が悪化し寝たきりになったとしても
ご主人が奥様の財産を管理でき、
夫婦二人で安心して生活していくこと
できるようにできました。

 

(2)ご主人の妹さんにも予備的受託者になってもらった

ご主人に万が一のことがあった場合に備えて
ご主人の妹さんにも、予備的受託者として
協力いただけるようにしました。

ご主人と奥様に
「お二人以外に、誰か頼れる人がいますか?」と
伺ったところ、
ご主人の妹さんが同じ県内に住んでいて、
一番信頼できる。

奥様も義理の妹さんについて
信頼できる人であるとのことでしたので、
進めている対策について、
お伝えしてもらい了承を得て、
予備的受託者となってもらうことになりました。

 

(3)専門家との任意後見契約をあわせて行った

家族信託や遺言とは別に専門家との間の
任意後見契約も行いました。

ご主人も奥様と同年代、妹様も年代は少し下がりますが、
万が一、ご主人の認知症などが進み財産管理ができなくなり、
ご主人の妹さんも受託者の任務ができなくなってしまうケースも
ゼロではないと考えました。

そのため、専門家との任意後見契約も行い、
万が一の場合には専門家が任意後見人に就任し、
夫婦を守っていけるように準備しました。

上記のような工夫を盛り込むための打ち合わせもしたため、
ご相談を受けてから完了まで、1年近くかかりました。

しかし最後にはとても喜んでいただきましたので、
とても嬉しかったです。

今もご主人と奥様ともにお元気に
暮らしていらっしゃいます。

このご夫婦の場合にはご主人に
家族信託の受託者になってもらう
という事例でした。

子供のいないご夫婦やおひとり様のサポート実績

 

ソレイユでは、その他にも
子供のいない夫婦やおひとり様の
サポートをした実績もありました。

ある方は姪っ子さんや甥っ子さんが
自分たちの生活や介護を助けてくれていて、
これ以上負担をかけないように、
金銭的な面での対策をしておきたいということで、
実の子供ではないけれど姪っ子さんや甥っ子さんを
受託者として、家族信託をお手伝いした方もいました。

 

このように頼れる方がいれば選択肢は広げていけます。

 

以前のコラムでも書かせていただきましたが

子供のいない夫婦がまずやっておきたいことは
『遺言を作ること』です!

 

↓↓↓↓↓↓↓

 

子供のいない夫婦が早めに相続対策をした方がいい理由!切り札も紹介!

 

40代・50代でもまだ若いから要らない
というものではありません。

 

最終的な遺言ではなく、
万が一事故や病気などで亡くなったとしても、
配偶者が困らないようにする保険的な遺言だからです。

 

加えて60代までに

・身近な頼れる存在を探すこと
・自宅で受けられる訪問型の介護サービスを研究することも
おすすめです。

 

介護サービスの研究は、
自分の親の介護ためにも利用できるし、
将来自分自身が使う立場になった時にも
役に立ちます。

そして70代のタイミングで認知症対策、
老後に安心して生活できるための準備について、
考えていけるといいのではないでしょうか。

ご覧いただきありがとうございました
子供のいない夫婦の家族信託で工夫した点
(1)奥様の財産を家族信託、受託者はご主人
(2)ご主人の妹さんにも予備的受託者になってもらった
(3)専門家との任意後見契約をあわせて行った
(友田純平筆)

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【お役立ち動画のお知らせ】


<無料アーカイブ(約50分)>
【完全解説】甥姪に頼りたい子供のいない夫婦の対策の始め方


※youtubeで視聴したい方はこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
https://youtu.be/utzXMN5FD4k

再公開の御礼「伝えたい、知ってほしい、そして護ってほしい」


令和5年4月に申込者限定で公開をしていたwebセミナーについて、
沢山のアンケート反響をいただき、
中には「またアーカイブ配信の再開はないのですか」という
ご質問もいただいておりました。


多くの方に届いて知ってほしい
「伝えたい、知ってほしい、そして護ってほしい」

その想いとも一致し、社内で承認を取り、再公開が実現しました!


アンケート回答をいただいた方々、重ねて感謝申し上げます。
ぜひ、お役に立てれば嬉しいです。


【動画で伝えていること】


(1)子供のいない夫婦の対策の始め方


まずは妻を守る対策から。それが甥姪の負担を軽減することにもつながる
甥姪に頼るためのロードマップ、ステップ1・ステップ2・ステップ3も解説

(2)知っているようで知らないルールをQ&Aで紹介、実際のところどうなの質問も


Q1、主人に相続が起こりました。私(配偶者)は全てを1人で相続できますか?
Q2、主人が急に脳梗塞で倒れて、意思表示が困難になりました。預貯金の引出しや財産の管理は私(配偶者)ができますか?
Q3、主人と私と双方に甥姪がいます。子供のいない夫婦の場合に、どちら側の甥姪に頼ることが多いのでしょうか?

(3)夫が倒れたり、妻の認知症が進行した時の制度『成年後見制度』とは


「成年後見制度って何?」
「家族がなれるの」
「費用はどのくらいかかるの」
「いつから使わないといけないの?」
「家族が選ばれないのはどのような場合」
「家族で守るためにはどうするか」
などなど

自身の親の介護をする中でも知っておくと
有利に進められる内容です

(4)甥姪に頼るための仕組みをつくる


・実際に相談を受けサポートする中で分かった3つの注意点
・何が問題になり、どのような準備が必要か?
・遺言がなくて妻と姪っ子に負担がかかったご家族とその結末
・準備を進める中で姪っ子さんと話ができてうまくいった事例


※アンケート回答者全員に特典動画をプレゼント


【アンケート回答特典】
特典1:セミナー資料(PDF)をプレゼント
特典2:【特典動画①】東京家庭裁判所のよくある質問10個から見る法定後見のモヤモヤ疑問を解説
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特典4:(希望者のみ)無料個別相談ご優待
 個別相談1時間「1万円」→「無料」に

アンケート内容を確認する
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https://soleilseminarshichou.hp.peraichi.com/dinksnorougotaisaku?_ga=2.61341806.370423107.1684754065-358992640.1641992578


【参考になる動画シリーズ】


(1)他では、あまり聞けない徹底比較

「後見」や「家族信託」対策によって、
できることがどう変わるのか!
 ・贅沢な食事を買うことはできる?
 ・性能の良い車イスを買うことは
 ・ブランド品の購入は?
などなど具体的事例で、動画で分かりやすく解説
↓↓↓↓↓
成年後見と家族信託、任意後見を徹底比較!できること、できないことを分かりやすく解説

(2)対策の違いは分かったけれど、結局我が家にはどれが向いてる?

家族信託に決めたご家族の意思決定のポイントについて
動画で分かりやすく解説しています。
↓↓↓↓↓
法定後見・任意後見・家族信託、結局どれを選択する?選び方を解説!

(3)意図せずに成年後見が就いてしまう??

成年後見の利用はコントロールが難しい。

意図しないきっかけで、後見制度の利用が
迫られてしまうこともあります。

ただ実は後見利用のきっかけの上位パターンは
公開されています。

傾向が分かれば、対策が打てる。
その内容について、分かりやすく解説しました。
↓↓↓↓↓
認知症の親の対策!意図しない成年後見の利用を避けるために知っておきたい3つのこと

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NHK「クローズアップ現代プラス」に出演。「家族信託のトップランナー、司法書士」

早くから認知症対策のへの必要性を感じ、10年以上前から家族信託に取り組む。取扱い実績の総額は100億円を超える。

家族信託業界の先頭に立ち、相談者様が安心して使えるようグレーゾーンを明確化にも注力。税理士と協力して行った国税照会により公表されたルールが業界のスタンダードにもなっている。

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