家族信託にはどのくらい時間がかかる!?手続きの期間と流れについて解説

<家族信託にはどのくらい時間がかかる!?手続きの期間と流れについて解説>

(1)家族信託にかかるおおよそ3ヶ月から6ヶ月
(2)手続き期間が長期化するのはこんなパターン
(3)とりあえず安心したい場合、応急処置信託をサポート


こんにちは。
司法書士の友田純平です。

このコラムでは
現役世代が親の介護で、
自身の老後資金や安心生活を
壊さないために必要な情報を
配信しています。


今日のテーマは、

「家族信託の手続き期間と流れ」について

お伝えします。


家族信託を検討し始めた時、
「どのくらいの期間がかかるか」は、
気になるところです。

「親御さんに認知症の症状ができたけど大丈夫かな」

「早く対策しないと、間に合わないのではないか」

「なんとか早くやる方法はないのか」など
今回はその答えを用意しました。

ぜひ最後までご覧ください。


(1)家族信託にかかるおおよそ3ヶ月から6ヶ月


家族信託にかかる期間は
およそ3ヶ月から半年ぐらいが一番多いです

その間には下記のような手続きの流れになっています

【手続きの流れ】


①ご相談

 ↓

②ご家族にとってベターな提案とお見積もり

 ※可能であれば親御さんにも同席いただく。
 ↓

③申し込み

 ↓

④契約書の詳細内容の打ち合わせ

 委託者となる親御さんとの打ち合わせ
 公証役場との調整
 金融機関での事前審査

⑤ご家族に契約書の内容の説明 確認

 ↓

⑥家族信託契約締結

 ↓

⑦登記手続き 信託口座開設

 ↓

⑧火災保険会社への確認

 ↓

⑨新しい権利証やお預かり書類のご返却

 ↓

(手続き完了)


ファーストコンタクトは子供さんから
いただくことが多いです。



不安点・疑問点を解消してもらい、
持ち帰って親御さんを交え家族会議をしてもらっています。

お申込みいただき、進めていく中では
早めに親御さんとも面談します。


公正証書で作成する場合の
公証役場との調整も
私たちで行い、
ご本人達に負担がかからないようにします。

公証役場によっても
かかる時間が変わってきます。


概ね2週間ほどが目安となりますが、
長いところだと1ヶ月かかったこともありました。


信託口口座の開設をする場合には
銀行での契約書の事前チェックが必要になります。



契約書の内容が当該銀行の基準を
満たしているかどうかのチェックです。

契約書の内容だけではなく、
家族構成や遺留分問題は生じないか、
受託者が倒れた場合の手当てもされているか、
なども審査しているようです。

審査の結果、契約書の修正が求められること、

条項を追加する要望が入ることもあります。

銀行によっても審査期間が異なりますが、
スムーズにいくと2週間ぐらいです。

また下記のことがご家族で共有できている場合には、
早く進みやすい印象です。


・信託したい対象財産
・誰が受託者(代わりに管理をする人)になるか
・相続が発生した時に、どのように分けるか


(2)手続き期間が長期化するのは こんなパターン


まずは一般的な流れを紹介しました。

次に、時間がかかる方のケースです。

このような事情がある場合には、
手続きが終わるまでさらに長くかかる可能性があります。


【手続きが長くなりやすいケース】


①対象にしたい不動産に銀行の担保が残っている
②相続税がかかるご家族
③財産の種類が預貯金・不動産だけでなく、株式や有価証券など多岐にわたる


1つ目、不動産に銀行の担保が残っている場合には、
家族信託契約を進めるためには、

事前に銀行の許可を得なくてはいけません。


銀行に確認せずに勝手に進めてしまった場合には、
最悪の場合、一括返済を求められることもあります。

支店では審査ができないため、
本部に上げて審議をします。

そのため銀行の許可を得るまでに
追加で1ヶ月から2ヶ月ほどかかることもあります。



2つ目、相続税がかかるご家族の場合、
事前に相続税がいくらかかるか、
分け方によって相続税の負担が変わるかなど、

相続税シミュレーションを併せておこなうことがベターです。


良かれと思ってしたことが、
相続税上は大きな負担をかける危険もあるためです。

相続税シミュレーションのために、
財産の棚卸が必要になるので
少し時間がかかります。



3つ目、財産の種類が預貯金・不動産だけでなく、

株式や有価証券など多岐にわたる場合にも
注意が必要です。


有価証券も信託したい場合について、
まだ家族信託に対応している
証券会社が少ないです。

対応している場合にも、
信託契約の内容により
認められないこともあります。

例えば、家族信託には
・死亡により終わる1代限りの信託(死亡終了型と呼ぶ)
・死亡により終わらず2代、3代と続けることができる信託(受益者連続型と呼ぶ)
とがありますが、
後者の場合には認められないと言われたこともありました。

証券会社内の審査にも1ヶ月前後の時間がかかるイメージです。



また、有価証券を家族信託しても、
新たに「購入する」ことはできないなど、
制限がある点も注意です。




(3)とりあえず安心したい場合、応急処置信託をサポート


「今月中に施設に入る。早く対策したい!」
このような理由から緊急的にご相談をいただくこともあります。

もう今月末に施設に入ることが決まっている。
施設に入ってから認知症が進だという話を聞いていて
不安だ、などの場合です。

『3ヶ月も6ヶ月も待つことは、とても不安が大きい』

このような場合にソレイユでは
ご本人の意思確認をした上で、
応急処置の契約を作り締結することをサポートしています。

まずは目の前の財産凍結を応急処置で回避し、
しっかり時間をとって
家族信託契約の内容を作り込んでいきます。



以上、家族信託の手続き期間と流れについて
解説しました!!

家族信託の手続き期間についても
依頼する専門家によって長さが変わってきます。

準備している間に、ご本人の認知症が進んでしまった
という事例も耳にしたことがあります。

先日、事前承認を担当いただいた金融機関の方から
こんなに早くに進められたのはソレイユさんが初めてです
という嬉しいコメントをもらったこともありました。


そのため、依頼するときには、
かかる期間についても
しっかりと確認が必要ですね。


<家族信託にはどのくらい時間がかかる!?手続きの期間と流れについて解説>
(1)家族信託にかかるおおよそ3ヶ月から6ヶ月
(2)手続き期間が長期化するのはこんなパターン
(3)とりあえず安心したい場合、応急処置信託をサポート


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