「30代で遺言を作った理由」実録!相続の専門家が行なっている自分の終活(前編)

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「30代で遺言を作った理由」実録!相続の専門家が行なっている自分の終活(前編)


こんにちは!
司法書士の友田純平です!

現役世代の老後資金と安心生活を守るために
必要な情報を発信しています!!

今日のテーマは
相続の専門家である私自身が
行なっている終活について
紹介します。

私自身はまだ30代ですが、
自分に何かあったとしても配偶者や子供が
困らないために対策をしています。

このコラムを最後まで読むと
終活についての考え方や対策のヒントを
得られます!!

今回と次回に分けてお伝えします。

今回は遺言の必要性について、
次回は現役世代ならではのスマホの終活対策です。

記事のまとめ
(1)妻に相続させるための遺言を作った【今回】
(2)スマホのスペアキーⓇを作成した【次回】
(3)家計簿アプリで財産目録作成【次回】


(1)妻に相続させるための遺言を作った


私は結婚したタイミングで
遺言を作りました!

その理由は、
私が万が一、事故や病気などで予想外に亡くなった時でも
妻が『私の家族に了承してもらうことなく』
まっすぐ私の財産を受け取ることができるように
したかったからです。

遺言には2種類あることに気づきました!


1つ目は、死期が近づいたことにより、
財産をどう分けてほしいかを決める

ファイナルアンサーの遺言です。



2つ目は、自分が予想外に早くに亡くなったとしても

家族が困らないようにする遺言です。



私が作った遺言は、2つ目の
家族が困らないようにする遺言です。

『妻に相続させる』という方針は、
きっとこれから十数年の間でも変更はないと
考えました。

もしも、子供が生まれても、
妻が子供を守っていくためにも、
遺言があった方がベターと考えたのです。

私の相続の相続人について、
・もしも子供がいれば、子供と妻が相続人になります。
・子供がいない場合には、私の両親と配偶者が相続人になるのです。



もし子供がおらず、相続が発生した場合、
私の財産について、相続手続きをするためには
妻から私の両親に対して協力を要請しなければなりません。


遺言がなく相続の手続きを進めるには、
法定相続分の大小は関係なく、
相続人全員の関与が必要になります。

妻と私の両親との仲は良好で、
おそらく私の両親は協力してくれると思います。

しかし、法律上は私の両親にも相続の取り分があるため、
妻が私の財産を全て相続するためには
私の両親に対して『相続できる権利を全て放棄してほしい』と
お願いしなければなりません。

お金が絡むことなので、
妻から私の両親に伝えることは
かなりのストレスがかかることが予想できます。

また、子供が生まれ、
未成年の間に私の相続が起こった時に
遺言がないと、とても面倒になります。



未成年の子供について
家庭裁判所に『特別代理人』を選任してもらう
手続きが必要になるためです。


私も、お客様の相続にて
『特別代理人』の手続きを担当したことが
ありますが、家庭裁判所への資料も
作成しなければならず、とても大変でした。

期間も余分に1か月以上かかることになります。

また、『特別代理人』の手続きをしたからといって
妻が全部相続できるわけではありません。

なぜなら、法律上は
・妻が2分の1
・子供が2分の1という
法定相続分の権利を持ち、
この取り分は特別代理人を絡めてする
遺産分割協議では変えることは難しいからです。

結果として、私が亡くなった後に
面倒をかけることになると想像しました。

正直なところ、未成年うちに
2分の1の権利を相続させるべきではないと
考えます。

若くして、大金を持っても
使い慣れていないからです!

そのため、妻が相続して、
自分と子供とのバランスを見て
使っていくことがベターと考えました。


もしも異なる分け方にしたくなったら、
その時には遺言内容を変更すれば良い。

遺言は自分だけの意思で、変更することができます。
もらう予定の人の同意なども要りません。

そこで、妻が面倒な手続きをしなくとも、
全財産をまっすぐ受け取れるように
遺言を作ったわけです!


次回は、現役世代にとって必需品となった
スマホの終活についての紹介です!

個人のスマホのパスワードって、業者でも
開けないってご存じですか?

次回は、スマホのスペアキーⓇの話などにも触れて
スマホを活用したラクラク終活についてお伝えします。

記事のまとめ
(1)妻に相続させるための遺言を作った【今回】
(2)スマホのスペアキーⓇを作成した【次回】
(3)家計簿アプリで財産目録作成【次回】

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